違法にアップロードされたコンテンツを見ると、個人を特定されるのか。


こんにちは、タケルです。

またしても久々の更新となってしまいました。


長いGWを終えて、色々と収穫があったので、今後少しずつアウトプットしていこうと思います。

 

まず改めて自己紹介から。

私は都内の某企業で、SIerをやっております。
日常業務は主に、アプリケーション開発になります。

 

休み中、私の専門外ではありますが、全く無知でいるのももったいないと思い、
ITインフラの勉強をしました。

そこで改めて、IPアドレスとは、MACアドレスとは、サブネットマスクとは、等基本的なことを復習しました。

(ITに余り興味のない方でも、この辺りは聞いたことがあるのではないでしょうか。)

 

IPアドレス」、、、これで私はあることを思い出しました。

 

 

 

私が学生の時に、ある迷信が広まっていました。

 

YouTubeや、その他動画サイトに違法アップロードされているコンテンツを見ていると、
逆探知されて捕まるらしい、実際に知り合いが警察に来て注意された、、、といった噂が流れていました。

(先に言っておきますが、私は違法アップロードも、違法アップロードされたコンテンツを閲覧するのも大いに反対派の人間です。)

 

 

 

 

 

タイトルにも挙げておりますが、、、結論から申し上げますと
不可能です。(基本的には、です。)

 

一般的に使われているスマートフォンや、タブレット、PCから、どうやってYoutubeや、違法サイトにアクセスし、コンテンツを閲覧しているのか、簡単に流れを以下に記載します。

 

■外部コンテンツアクセスの流れ(超概要)
個人のデバイス(MACアドレスIPアドレスを保持)
→各キャリアを経由(グローバルIPアドレスを保持)
→コンテンツのあるサーバーにアクセス

MACアドレス:各デバイス毎に固有の値
IPアドレス:各ネットワーク毎のデバイス毎に固有の値

 

上記のような流れでリクエストを行い、後は逆の流れでレスポンスを受け取って完了です。

 

逆探知が不可能な理由として、私が思った理由は以下の通りです。

・やりとりを行う情報と、個人情報に一切結びつきがない。

 

 

確かに端末毎に固有の情報(MACアドレスIPアドレス)を持ってはいますが、それが各個人情報(住所や氏名、電話番号等)に一切紐づいていないためです。

 

現在は企業等の大きな規模になると、数百、数千台単位でレンタルPC等があるため、
それら全てに個人情報が紐づいていることはあり得ませんよね。

 

そのため、現在の仕組みでは、違法アップロードコンテンツは閲覧し放題、というわけです。

 

各作家や、アーティストの方々を思い込めて制作したコンテンツを、無料で見て、
それらを違法アップロードしている側の人間は、広告収入を得ている、、、なんて残酷な世界でしょうか。

 

先程も申し上げた通り、私は違法アップロードも、その閲覧も反対の人間です。
(今の時代はたった\1,000/月程で、公式アップロードのコンテンツが見れますよね。)

 

違法アップロード、その閲覧を防ぐために、私が思うその対策は、以下の通りです。

 

①ルールで縛る。(法律や条例等)
これはめちゃくちゃ大変ですが、必要だと思います。法律なり、条例なりで、きっちり厳罰化して、まずはそれを周知することが必要だと思います。
これを思った理由の一つとして、違法コンテンツを扱っている人のほとんどが、罪の意識が全くないためです。
ITインフラが余りにも急速に発達しすぎて、その教育が一切追いついていない、無知のまま、ただ漫然と便利な世の中になったなぁと使っている人が多すぎます。

 

逆探知できると公表する。
先程私は、逆探知できないと申し上げましたが、術はあると思っています。
なぜなら、MACアドレスは、各端末毎に紐づいてしまっておりますが、IPアドレスは、各プロバイダ(NTTとかKDDIとかですね)が間違いなく、情報を管理しているためです。
これらは明らかな超重要個人情報なので、一般的には公表できない=逆探知できないと判断しましたが、
警察等の限られた立場の方々であれば、電話記録も確認できるらしいので、こういった情報も閲覧できると思われます。

このことを周知するのです。(ある種脅しのようですが、各アーティストの立場を考えると、これくらい行動してもいいのでは、、、と思います。)

 

③いっそのこと、全て無料で公開する。(広告収入等で利益は得られるようにして欲しい。)
極端ですが、これもありなのかな、と思います。
まぁペイできないため、中々進まないのでしょうけど、無料で勝手に見られるくらいなら、いっそのこと、本家がハイクオリティで無料公開し、新たなビジネス展開を行うのもありなのかな、と思います。

 


ここまで、話をしてしまいましたが、海外では、違法アップロードを完全に制限したところ、逆にCDの売上が落ちてしまった、という例もあるようです。

皮肉なことではありますが、違法アップロードのコンテンツが広告の役割をしていた、ということですね。

 


皆様も、価値があると思ったものには、きっちりその分の対価を支払って、
楽しみましょう。

 

 

技術的なことを語りたかったのですが、つい道徳的な話になってしまいました、、
申し訳ありません。

 

明日からは、もう少し専門的なプログラミング、ITインフラの技術について、語っていきたいと思います。


それではまた。